あの人から「離れたい」のに「離れられない」理由と対処法

結婚している異性と付き合っている方や、
三角関係に陥ってしまっている方からいただくご相談に多いもののひとつは、「離れたいけれど離れられない」という悩みです。

「離れたい」という欲求が出てくる理由は人さまざま。

自分だけを見てくれない相手とつき合う苦痛が強い場合もあります。

未来が見えない関係に見切りをつけて、次のステップに進みたい方もいます。

「だけど、離れられない」という苦悩の理由もさまざまです。

この人以上に好きになれる人は現れないという予感……。

もしかすると、この人は最後に私を選んでくれるのでは……という期待。

 

こういう「葛藤」の悩みを聞くと、毎回、「なんとか葛藤を解いて差し上げたい」と思っていました。

ただ、なかなかうまく行きません。

もし友達が、こんな悩みを抱えているのを知ったら、なんとかしてあげたいと思うでしょう。

だけど、なんとか彼女(彼)を説得して、葛藤から離れさせようとしても、こちらの意見が通じた気配はなく、友達はいつまでも、そこに留まっている――こういうことって多いはずです。

それはある意味、当然のこと。
「離れたいけれど離れられない」という悩みを抱える人が訴えたいのは、「右か左のどちらにすればいいか、教えて!」ということではないんですね。

彼女(彼)が本当に訴えたいのは、
「右にも左にも行きたくない。でも、ここに留まっているのも苦しい」という状況に対する理解なのです。

でも、この訴えを聞かされた人は、後ろの言葉だけを聞き取りがち。

「ここに留まっているのも苦しい」という部分にだけ注目し、
「だったら、こっちにおいで。左だよ、左がいいよ」と誘うわけですが、友達は既に訴えています。
「右に行くのも左に行くのもイヤなんだ」と。

つまり、彼から離れずにいるのも嫌だし、離れるのも嫌。これが、その人の本心です。

思わず、「そんなの知らないよ!」と言いたくなります。
右も嫌だし、左も嫌だし、でも、今の場所も嫌。そんなのワガママじゃん!と。

だけど、自分の身に置き換えて考えると理解できます。

右にいけば熱地獄。左にいけば氷地獄。
そして、今いるところは針地獄の真上。

……こんな状況に自分がいるとしたら、それはもう「辛いよー、助けてー」と叫ばずにはいられませんよね。

 

でも、解決策なんて与えられない……そうなると無理難題を押し付けられた気分になって腹が立ちます。

「そもそも、そんな地獄に入っていったアンタが悪いのよ!」と、救いを求める相手にダメ出し。。

もちろん、これでは相手は救われません。

なにしろ、「私が悪い」という罪の意識は「重い荷物」のようなもの
そんなものを持たされたら、ますますカラダが重くなって、足の裏に針が深く刺さります。

葛藤しているときは、針地獄の上にいるのだと考えてみてください。
最善策は、心を軽くすること。

葛藤から抜け出せないとき、
「これじゃダメだ! 決断しなきゃ!」というプレッシャーを自分にかけるのは重たい荷物を増やすことです。

「こんなハメに陥ってしまっている私」という罪の意識を強めることもまた、重たい文鎮を持つことです。

そういう重い荷物は捨ててしまうこと――それを最初にやってみてほしいのです。
そうすれば少なくとも足元の針地獄が与えてくる痛みは軽くなりますよ。

そして、現状に留まる苦痛が減ったなら待てるはずです。

幸いなことに人生は動いていくもの。
道が続くさきに、炎地獄や氷地獄が途絶える地点が出てきます。
そこにたどり着いたら、ひょいっと移動できます。

「でも、ここで待っていたら、あの船に乗り遅れちゃう!」という焦りもプレッシャーになることを忘れないでくださいね。

「あの船」というのは、あなたにとっての「ベストな婚期」だったり、「成功チャンス」だったりするでしょう。

けれども、船は次々やってきます。

あの船に間に合わず、次の船を待つことになっても、そのほうが結果的には幸せにたどり着ける場合はたくさん、たくさんあります。幸せは「先着順」ではないからです。

ですから葛藤している今は、プレッシャーも罪の意識も全部捨ててください。
そして、妖精になりましょう。

ふんわりと針のうえを漂っていれば、針地獄という「葛藤」は怖くありません。

それに、軽やかな妖精になれば、針が刺さった足の痛みを訴えて、その結果、友達から「ハッキリしなよ!」とか「そんなんじゃダメだよ!」といったダメ出しもされずに済みます。

 

救ってほしいのに救ってくれないのは、友達が意地悪だからではありません。
あなたの悲鳴を聞いている友達だって辛いのです。

友達だけではありません。
あなたがつき合っている彼(彼女)だって、あなたの魂のうめき声を聞いているはず。

その声から耳をふさぎたくなると、あなたを最後に選ぶことなく、立ち去ってしまうかもしれません。
(身勝手なことですが……)

ですからまずは「今は右にも左にも行かなくていい」……そう思って心を休めてくださいね。

大丈夫。きっと地獄から抜け出せるときはやってきます。
今はただ、心をラクに……。

そうしてくだされば、嬉しいなと思っています。

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※この記事は、ジューン澁澤監修コンテンツ『二人が出逢った理由』の「june’s Diary」の転載です。
詳しくは「june’s Diaryの転載を開始します」という記事をご覧ください。

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