~純粋な想い・循環・続きがあること~
オーロラが見える地域は自然環境が厳しいところ。人も動物も少ない土地です。
でも、だからこそ、すくすくと育つ命もあるんですよ。
ハナゴケは寒さに強いけれど、空気の汚染にとても弱い植物です。公害が起こる大都会では命を保っていけません。
不純物の混じった空気の下では生きられない『ハナゴケ』は“純粋さ”のシンボルなんですね。
これは混じりけのない純粋な想いや、すがすがしい心境、ピュアな魂――そんなものを表すカードです。
あなたに好意を向けてくれる相手がいて、その人の気持ちを占ったときに、このカードが出てきたら、ヘンな下心を含まない純粋な好意を、その人はあなたに抱いている、と読んでくださいね。
ただ、汚染に弱い『ハナゴケ』はデリケートです。“純粋さゆえの弱さ”を、このカードは表すこともあります。
そう考えれば、好意を見せてくれるのに、それ以上は接近してこない相手の心に傷つくことを恐れる気持ちがあることも分かります。
ところで、ハナゴケというのは極地の命の連鎖を支えている植物です。
草食系のカリブー(トナカイ)にとって、厳冬の時期に食べられるものは少ないんですね。もし、ハナゴケが全滅してしまえば、多くの生き物たちも命を失うことになってしまいます。
澄んだ空気がハナゴケを育て、それが草食動物の糧になり、今度はそれを肉食動物が糧にして、彼らが土に返ると植物の養分になっていく……このような食物連鎖を支える原点として『ハナゴケ』は極地に存在しているのです。
ですから、このカードは“命の循環”も意味します。続いているものを表すわけです。
別れた人との復縁があるかどうかを占っているときに『ハナゴケ』が現れたら、2人の物語にはまだ続きがあるということかもしれません。
汚れのない空気のなかで育つもの。他の命の源になっているもの。
基本的に『ハナゴケ』は、「そっと大事に扱うべきこと」をイメージさせてくれるカードです。
人間関係について占っているときは、その人との関係を大切にすることで、次の縁が生まれていく……というように読むことも出来ます。
すべてが繋がっていることを忘れてはいけないという戒めも『ハナゴケ』は伝えてくれるカードなのです。
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※ポジション別のカード解釈キーワードは、アプリ版の『オーロラタロット』で占いをしていただくと、過去・現在・未来などのポジションに従って出てくる仕組みになっています。こちらもご活用ください。
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