突然ながら、今日で私、50歳になります(*^_^*)
これでもう「若くして逝ったしまった人」という不幸だけは人生から消えたような。。
とはいえ、「人生100年」と言われる時代になりました。まだまだ中途半端な歳ですね。
それは分かっているのですが、幼いころは、ひ弱で病気ばかりしていたし、そのくせ大人になると、今度は不摂生ばかり……。
そんな私がこの歳まで無事に生きてこられただけで、なんだか少し幸せな気分です。
蟹座生まれで、月の星座は魚座です。
占星術に少し詳しい方であれば笑ってくださるかもしれません。
というのも、月以外にも、水星、金星、火星が全部、蟹座に入っていて、もうビショビショに水っぽい性質です。
そのせいなのか、人の悩みにググっと感情移入しがちで、一緒になってメソメソしたり、不安になったり、怒ったり……。なにかと気持ちがグラグラ揺らぎやすいところのある人間です。
でも、血液型はAB型。
水っぽくて感情的な部分が多いわりに、生き方のほうは「ひらめき重視」だったりします。
(ひらめきの強さはカードのリーディングに生かされていると思って喜んでいます)
50歳まで生きてきて、それぞれの年齢の苦悩を人並みに体験しました。
人並み以上だった部分もいろいろありましたが、人よりもラクをさせてもらえた部分も。幸せなことです。。
そして、50年間を生きてきたうち、なんと35年ものあいだ、タロットカードを読んできました。
15歳のころは、まだ読み方もよく分からなかった「ハイアロファント」(『法王』のこと)といった難しい名前のカードもスラスラ読めるようになりました。
25歳のころは、出てくるだけで不吉に思って嫌っていた『死』や『塔』のカードからも、ポジティブなメッセージを読み解けるようになりました。
書籍を出し、オリジナルのカードも出してきた近年は、「これでタロットはだいたい極めたぞ!」と、少し気持ちがおごった時期もありました。
でも、タロットという奥深いツールの正体は今もまだ全然分からないな……と最近は思っています。
とにかく、これまでの日々のすべてが今、カードを引いてメッセージを読む私の糧になっているのは確かです。
20代のころ、タロットカードの勉強をしていたとき、ある先生から「占い師は若いとダメ。いろんな経験を積まないと答えが浅い」と言われた言葉がすごく胸に残っています。
50歳になったからって、それだけで答えが深くなるわけでもないでしょう。
とはいえ、やはり、20歳のころならどう答えていいのか分からなかったことに、今はもうスラスラと答えられるし、その答えのなかに自身の経験から汲みあがってきた知恵が含まれているように感じることは増えました。
それから、みなさんが寄せてくださった「悩み」に回答させていただいてきた経験も、近年はとても深い学びになりました。
いろんな悩みを抱える方に向け、タロットが届けようとしているメッセージを必死に読み出す「修練」をこれだけたくさん積ませていただいて、本当にありがたかったと思っています。
これからまだまだ精進します。
こんな私を今後とも、どうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>