歳を重ねるにつれて、クリスマスが嫌いになってきた……という話を最近、耳にしました。
そうですね。20年、30年、40年、50年――そうやって何度もクリスマスを迎えていけば、ときに悲惨なクリスマスも経験することがあります。
悲しい思い出が生まれてしまって、それ以来クリスマスが嫌い……となる人だって、たくさんいるでしょう。
だけど、いつかまた無垢な気持ちで、キレイなイルミネーションを見つめられる日が来ます。
なにしろ人間は、過去のことを忘れていける生き物なのですから……。
さて、今年の最後となるメールのお返事、二週に分けて書かせていただきます。
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けいこさん、こんにちは。
お返事に対する感想をくださって、うれしいです。ありがとうございます。
「冒険家…素敵な表現ですね。実は私、彼のことを戦地に行ってしまった人だと思って過ごしていました。私の祖父母と重ね合わせて…。いつ帰るかわからない、必ず帰ってくるとは限らない、それでも元気でいることを信じて待つ!そんな気持ちでした。」
と書いていらっしゃるの読んで、
「ああ、なるほどなぁ……そういうお気持ちで彼の連絡を待っていらしたんだなぁ……」と切ない気分になりました。
でも、そうですね。そんな気分にならずにはいられなかったでしょうね。
おじいさま、おばあさまのお話も、なんとも胸に切なく甘く、このお話を紹介させていただきたいと思うので、別途、お悩み相談のほうに掲載させていただこうと思っております。
とりあえず、どうぞよいお年を……。
けいこさんが、いつも私にくださる労わりの言葉に今年も元気づけられておりました。来年もまた、メールをくだされば嬉しいです。。
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こばゆさん、メールをありがとうございます。
寒さから守ってあげようと大事にしてきたコオロギが、こばゆさんの手のなかで逝ってしまったお話、涙がこぼれそうになりました…。
「夕方、公園の木の根本に埋めてきました。木に吸い取られ、魂が天まで届きますように、と子供と手を合わせました。」
とのこと。
最後まで大事にしてもらったコオロギさん、きっと、こばゆさんの願い通り、命の循環のなかへ静かに入っていったはずです。
こばゆさんから今回いただいたメールも、お悩み相談のほうに掲載させていただこうと思います。
ここでは語り尽くせないほど、いろんなことが起こったようですし、この一年も、こばゆさんからいただく温かいメールに私も励まされてきたので……。
掲載は来年になってしまうと思いますが、今年も本当に労わり、励ましの言葉をありがとうございました。
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はるかさん、ごめんなさいね。
前回のメール、お悩み相談のほうで回答させていただきましたが、そのまえに、ひと声おかけしておけばよかったですね。
ダイアリーに返答が載らなかったので、少し不安にさせてしまったのではないか、と後になって反省しておりました。
でも、無事に私の言葉を読んでいただけてよかったです。
「人の為に…も大事ですが、それ以上に自分に優しくするのを忘れてました。」とのことですが、分かる気がします。
一番辛いときって、自分を労わるどころではなくなるものです。
自分を甘やかしたりしたら、どこまでも落ちていってしまいそうな怖さも心のどこかにあって、「しっかりしろ!」、「負けるな!」と自分自身を叱りつけてしまったりして……。
でも、どうぞこれからは、ご自身に優しくなさってください。
新たな年を優しい気持ちで迎えてくださいね。キレイに自分を整えて、おいしいものを用意して……。
苦しいときは、いつでもメールをください。私も冬季は、ややウツになるタイプですので、励まし合ってまいりましょう。
はるかさんの来年の幸せを願って……どうぞよいお年を。
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※この記事は、ジューン澁澤監修コンテンツ『二人が出逢った理由』の「june’s Diary」の転載です。詳しくは「june’s Diaryの転載を開始します」という記事をご覧ください。
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