今月もお悩み相談コーナーにいただいたメールへのお返事を月が替わるまえに掲載させていただきます。
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りりさん、こんにちは。
その後、彼から連絡がないとは予想外の展開ですね。
りりさんなりに心を決めて、中途半端な関係でも彼を支えようとしていただけに、その気持ちが置き去りにされてしまったような感じがするのは当然だと思います。
「彼は私が思っている以上に強い人なのかもしれません」という、りりさんの言葉、その通りだとは思いますが、本当に強い人なら、一度限りでも、りりさんに弱音を吐きはしなかったはず。
「いざとなったら、りりさんは自分を受け入れてくれる」という印象をね、前回の交流で持てたからこそ、今は強くいられているのだと思うのです。
でも、りりさんは前に進んでください。現状に打ちのめされそうな彼の不安を鎮める役割はしっかり果たしてあげました。立派でしたよ。
だからもう、彼のことより自分のことに目を向けていいです。
ご自身の幸せのために、明日からまた人生を歩んでいきましょうね。
見守っています。
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こばゆさん、やはりメールのやりとりが行き違いになっていただけだったようで、失礼いたしました。
こばゆさんからのメール、すべて届いております。
タイムラグのせいで目を通すのが遅かっただけでした。不要な心配をおかけして、ごめんなさいね。
辞職の申し出をしたり、彼との交流を深めたり……不安や迷いを闘いつつ、こばゆさんがご自身の足でしっかり前に進んでいるご様子を感心しながら読ませていただきました。
彼のほうにも笑顔が出てきたそうで、素晴らしいですね。こばゆさんの存在があったからこそです。
体調も少しは改善されたようで、このご報告もうれしい限りでした。
まだまだ不安なこともたくさんあると思いますが、「未来」を案じるより「今」を生きてくださいね。今このときの自分と彼をしっかりと見つめていれば大丈夫です。
ずっと応援しています……。
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めぐたそさん、何度もメールをいただいたのに、すぐにお返事できなくて申し訳ありませんでした。
お悩み相談コーナーのほうで回答すると、サイトに載るまで、もう少し時間がかかってしまうので、こちらにメッセージを書かせていただきますね。
まず、なによりも「死にたい」なんて考えないでください。お願いします。
どうしても自殺せずにはいられないような境遇に置かれる人も存在するのは確かですが、めぐたそさんの悩みは決して解決不能なものではありませんよね?
「死にたくなるほど辛い」というお気持ちなら分かりますが、「死ねば済む」というのは本当に最終手段です。
「この先どうしたらいいか」を考えながら、死ぬことを同時に考えるというは不可能なこと。言い方を変えれば、死ぬことというのは「もう、どうにもならない」と思った時点で考えることです。
たぶん、取り乱していらしただけだと思いますが、二度もメールに自殺の話が出てきたので、つい言葉が強くなってしまいました。ごめんなさい。
初出勤の不安を彼が受け止めてくれなかったショックが大きかったのでしょうね。
「私のことを考えてくれない」というのが、めぐたそさんにとっては大きな苦しみの原因になってしまうのだと思います。
仕事については、一年も前から望んできた正社員ですが、これもまた、「想像とは違っている部分」がたくさんあったのでしょう。
つまり、めぐたそさんが死にたい気持ちになる真の理由はね、「想像」と「現実」のギャップなのだと思うのです。
「こんなふうであってほしい」と願いとは違っている現実の恋人、仕事がね、めぐたそさんを深く失望させている……そんなふうに私の目には映っています。
とにかく、先を急がないでくださいね。
お悩み相談コーナーのほうにも、改めてお返事するつもりでいます。あと数週間、かかると思いますが、もしよろしければ、お待ちください。
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めぐみつまめさん、こんにちは。
考え込まないために忙しくしている、とのことですが、それでいいと思います。
じっと考えていても、喜びや幸せって見つけられないものです。
止まった時計が動き出すまで、「ねじを巻く」つもりで動き続けてくださいね。
心が先に進めなくても、頭と体を動かし続けていれば、きっと心もついてきますからね。
生きる目的も必ず見つかるときが来ますよ。
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ナイアの冒険さん、はじめまして。
現在、たくさんのお悩みをいただいておりまして、「お悩み相談コーナー」のほうに回答するとサイトへの掲載がひと月近く先になってしまう状態です。
そこまで待っていただくよりは簡単なアドバイスを早めに差し上げたほうが、まだよいかと思いまして、こちらで回答させていただきますね。
娘さんのアメリカ人の恋人との同居を承諾するのが怖いとのこと、「男性恐怖症」という診断を過去に心療内科で受けられたことがあるなら、当然かと思います。
娘さんの希望を受け入れてあげたいお気持ちもあるかと思いますが、無理をなさらないでくださいね。
クモが嫌い人の家に、クモを持ってくる人がいたら、拒絶するのは当然です。
「ごめんなさい、どうしてもイヤなの」というのはワガママでは決してありません。
もしよろしければ改めて心療内科医に行き、この件の相談をされてみてもいいのではないかと思いますが、いかがですか?
たとえば「アルコールを医者から止められている」と言えば、それを聞いてもまだしつこく「お酒を飲め」と迫ってくる人はいないと思います。
心の中は他人には見えないものですが、つい相手の苦痛が分からず、無理を言ってしまうことはあります。だからこそ、「他者からの診断結果」というものが、心の証明になる場合もあるのではと思うのです。
とにかく、イヤイヤながら受け入れて、のちに辛い想いをされることにならないことを祈っています。
※この記事は、ジューン澁澤監修サイト『二人が出逢った理由』の「june’s Diary」の転載です。詳しくはこちらをご覧ください。