~対峙・ドキドキ感・切迫した状況~
ホッキョクグマを指す「ナヌーク」という言葉は、遠く離れた極地のイヌイット語のなかでも、わりと日本人に知られている単語かもしれません。
アラスカに暮らし、きらめく作品を多く遺された写真家、星野道夫さんが『ナヌークの贈り物』(小学館)という写真絵本を出されているからです。
オーロラタロットの『ナヌーク』は冷たい海中から地上に向け、浮上をしている様子を描いたカード。これは“緊迫感”を表すカードです。
ナヌークは極地の生態系のトップに立つといわれるツワモノです。200キロを超える巨体ですから、小さな動物が太刀打ちできるわけがありません。
けれども極地には人も住んでいます。知恵を持ち、銃などの武器を持つ人間は、クマとも対等に張り合える力を持つ存在です。ですから、ナヌークともいえども人間とバッタリ出くわすのは怖いこと。もちろん、人間にとってもナヌークとの遭遇は緊迫が走る一瞬です。
さて、私たちの日常にも“緊迫感”に襲われる瞬間はいろいろありますよね。思わず、胸がドキドキすること――このカードは、そういう心理や状況を表します。
未来を占っているなら、「急なアクシデントが起こる」とか「状況が切迫してくる」と読み解けます。
今日はちょっと様子がおかしかった相手の気持ちを占ったときには、「緊張するシーンが迫っていてピリピリしていた」と読んでもいいでしょう。
でも、親しみが増してきた相手の気持ちを占うなら、このカードは「告白を決意してドキドキしている」と読むことだってできます。
ところで、極地のナヌークは単独行動する動物です。強いからこそ群れを作らず、自分の力で生きています。上手くいくかどうか、ドキドキするシーンにも一人で立ち向かっていく強さ……そんなものも、このカードは暗示しています。
何か決断すべきことがあり、どうしようか迷っているとき、『ナヌーク』のカードが現れたら、「果敢に立ち向かえ」というメッセージだと受け止めてくださいね。
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