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乱氷 『オーロラタロット』カード解釈

~散らばり・混乱・道をふさぐもの~

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地球の最果ての「北極点」に、初めて人間が立ったのはいつのことだか知っていますか?

大雑把に言うと 約200年前。なんと、最初に極点を目指した探検隊が現れてから、70年近くが過ぎてからでした。

チャレンジが始まってから70年です。どれだけ北極点に到達するのが困難なことか。この数字を見るだけでも分かりますよね。

人々の足を妨げた要因のひとつは乱氷群。
北極点に向かう途上には、とんでもなく大きな氷の塊が、遥か彼方までメチャメチャに散らばっているのです。

この乱氷帯を超えていくには、ひとつひとつ氷を砕き、道を作り、氷のあいだにハマり込んだソリを押し出し、また次の氷を超えて……気の遠くなる作業です。

道をふさぐもの、混乱した状態、困難な道のり――基本的に『乱氷』のカードが表しているのはこういった苦闘です。

まずシンプルにリーディングしてみましょう。
『乱氷』が未来を映すポジションに出てきたら、なにかしらの困難や障害が待つことを覚悟するべき。

でもね、無理だということではありません。

現在でも北極点を目指す冒険家はたくさんいます。彼らはみんな、難しい乱氷帯を超える覚悟で冒険に向かいます。

必要なのは十分な「覚悟」です。『乱氷』のカードは安易な気持ちで臨んでではいけないよ、という警告をあなたに送っていますが、「その恋(あるいは仕事)は無理だから諦めろ」とは言っていません。

いっぽう、このカードが人の気持ちを表すポジションに出てきたときは、混乱している心を表すと思ってください。

あなたにもありますよね?
いろんなことを同時に考えようとして、頭がグチャグチャに混乱してしまうこと。
勢いで話しているうち、頭がカオスになってきて、「あれ? いったい今、何の話をしていたんだっけ?」といった状態になること。
――こういう心情の乱れをね、このカードは表すのです。

ですから、あの人の気持ちとして、このカードが出てきたら、「いろいろと悩んでいる」とか「気分が乱れている」と読んでみるといいでしょう。

ただ、『乱氷』はネガティブな意味しか持たないカードではありません。

このカードのイメージから得られるバラバラな状態、散らばりといったキーワードからはポジティブな回答も得られます。

たとえばね、どう手をつけていいか分からない問題にぶつかってしまったときは、その問題をバラバラに分解してみるといいというアドバイスを『乱氷』からは読み取れます。
できることからひとつひとつ手をつけていけば、必ずゴールに達成できることをカードは暗示しているのです。

転職活動をしているなら、「目指すのは、この業界だけ!」というふうに意識を集中せず、「アレもコレも受けてみよう」というように志望を散らすのが良策かもしれません。

取りづらいチケットを探している場合だって、日程を散らせば上手くいくかもしれませんよね。

このような形で『乱氷』のカードが思いがけないヒントをあなたに与えてくれることもあります。

「なんだかイヤな雰囲気のカードが出たら、もう一度、タロットを引き直したい」なんて思わずに、あなたに届いているメッセージを、このカードからしっかり読み取ってみてくださいね。

▼カード解説の動画です。よろしかったらこちらもどうぞ

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※ポジション別のカード解釈キーワードは、アプリ版の『オーロラタロット』で占いをしていただくと、過去・現在・未来などのポジションに従って出てくる仕組みになっています。こちらもご活用ください。

※すべてのカードの解釈記事は、こちらにリンクをまとめています。

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