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流木 『オーロラタロット』カード解釈

~運命の導き・意図したわけではないこと・次の使命~

『流木』

『流木』は再出発を告げるカード。
ひとつの使命を終えて、次の使命やテーマへと人生が向かい始める様子が描かれているカードです。

ここに描かれているのは、自分の使命を果たし終えた木です。

嵐に遭うなど、なにかしらの理由があって、この木は地面を離れることになりました。

海を漂う『流木』になっているあいだ、この木は「次はこうしよう」とか「ここに行こう」といった意思を働かせてはいません。流されるまま、運命に導かれるままになっています。

やがて陸地が見えてきます。そこには、他の『流木』たちも大勢いるようです。
陸地に到着した木には次の使命が待っています。

たとえば、動物たちの隠れ場所になってあげられるかもしれません。苔が成長するための土台になるかもしれません。
いずれにしても、今までとは違う役目を果たす人生の始まりです。

この『流木』というカードが出てくるのは、次の使命が見つかるときや、偶然の導きによって運命が変わっていくときだったりします。

今までの恋や仕事、人間関係を失い、途方に暮れているときに出てくることも多いカードですが、『流木』が現れるのは、そんなときだけには限らないんですね。

このカードがあなたに伝えたいのは、「今は主体的に動かなくてもいい」というメッセージなんですよ。

今の仕事を辞めて転職したほうがいいんだろうか……。
この片想い、いつまでも続けていていいんだろうか……。

そんなふうに悩んでいるときにタロットカードを引いて、『流木』が出てきたら、「今は考えなくていいよ」というふうに解釈してください。

仕事にしても恋にしても、現状に不満や不安があれば、「なんらかの行動を起こさなきゃ」という焦りが出てきます。そうしない限り、この状況は変えられないと感じるからです。

でも、そう感じるのは焦っているからでしょう。
心にゆとりがあるときなら、「もう少し待っていれば、いい方向に変わっていくだろう」という楽観もできたりしますよね。

「でも、そんな楽観だけじゃ、この不安は鎮まらないし、人生も変わらないじゃん!」と憤らないでくださいね。

海に落ちた流木は自ら動いているわけではありません。けれども、潮の流れが今とは違う地点へと、流木を押し続けてくれています。
自分で一生懸命、泳いだわけでもないのに新たな場所にたどり着けるのは、「世界が動いているから」なのです。

今のあなたも同じです。
あなた自身が動かなくても世界は動いています。

何もしなくても周囲は変わっていくでしょう。出会いがやってくるでしょう。新たな使命や恋が見つかる転機は、世界の動きとともに近づいてきているんですよ。

『流木』のカードはね、「常に動いている世界のなかに、あなたは存在しているのだ」というメッセージを私たちに伝えてくれるものなのです。

たとえば、離婚してしまった友人があなたに「出会いなんてないし、私はもうこのまま一生独身なのか、占ってくれない?」と聞いてきたとしましょう。

そのとき、『流木』のカードを引いたなら、こう答えてあげてくださいね。

「きっと再婚できるよ。世の中の流れや、目に見えない運命がね、新たなパートナーのもとにあなたを運んでいくから大丈夫だよ」と。

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※ポジション別のカード解釈キーワードは、アプリ版の『オーロラタロット』で占いをしていただくと、過去・現在・未来などのポジションに従って出てくる仕組みになっています。こちらもご活用ください。

※すべてのカードの解釈記事は、こちらにリンクをまとめています。

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  1. 2019年 4月 12日
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