~戸惑い・警戒心・ミステリアスな魅力~
このカードには、空一面に広がっている不思議な雲が描かれています。
なんともミステリアスな色合いの雲です。
なまめかしい真珠貝の裏面の輝きに似ていることから『真珠母雲』と呼ばれています。
これはね、極地でも滅多に現れない雲なんですね。
珍しいものは人を不安にさせます。
「これは何だろう? 何か悪い兆しなんだろうか?」と怪しむ気持ちが生まれたり、「どうして、こんな雲が出ているのか」を理由を知りたい好奇心が強まったりするものです。
この『真珠母雲』は“戸惑い”や“警戒心”、“分からないことに対する恐れや興味”を表すカードなのです。
気になる異性の気持ちを占ったとき、このカードが出てきたら、相手の心に戸惑いや警戒心がある、と読みましょう。
たとえば、あなたが気になっているのが、最近ちょっと親しくなった異性なのだとしましょう。
その場合、このカードはね、あなたが自分に好意を見せてくれることを彼(彼女)は、まだ不思議がっている段階であることを示します。
「なんだろう……もしかして好かれているのか? いやいや、そんなわけないかな……」というような戸惑いと、「好かれている」と決めつけることを警戒する気持ちがあるわけです。
曖昧な関係が続いている異性の気持ちを占った場合であれば、相手の心には、何かしら、あなたとの関係を前進させることへの「ためらい」や「恐れ」がある、と考えてください。
いっぽう、「彼(彼女)は私のどこが好きですか?」という質問を立てて占った場合なら、その答えは「あなたのミステリアスなムードに惹かれている」ということかもしれません。
人間って、単純にカワイイだけの女性だとか、誠実そうな男性に心惹かれるとは限らないものですよね。
少し陰のあるミステリアスな女性に惹かれてしまったり、悪っぽいところが魅力的な男性が魅力的に見えたりすることは多いもの。
そのような「怪しいものに惹かれてしまう気持ち」も『真珠母雲』のカードは表しているのです。
けれども、仕事や人生に関する悩みについてのリーディングでは、『真珠母雲』は「よくない兆し」と読むのが正しいかもしれません。
なにかしらの不安要素が存在していることを、この怪しげな雲は表しています。
実際、あなた自身、「このままではいけないかも……」という気持ちが心のどこかにあるときに現れることが多いカードです。
「あなたの悪い予感が当たってしまわないように、そろそろ対策を立てたほうがいい」というメッセージを、このカードは送っています。
たとえば、風邪を引きそうな気がするときに『真珠母雲』が引いたなら、「その予感は当たっている」ということ。早めに薬を飲んで寝てしまいましょう。
買いたいものがあるんだけれど、予算がなぁ……と悩んでいるときも同じです。このカードが出てきたら、止めておくのが正解でしょう。
人はみんな、「これをしたら、マズい結果になるかもしれない」という未来予想を立てるもの。
けれども、ついつい、それを無視して、マズい結果に突き進みそうになる場合があるものです。
“警戒心”を意味する『真珠母雲』は、そんなあなたの心にブレーキをかけるために現れます。
このカードを嫌わないでくださいね。なにしろ、これは「あの警告に従っておいてよかった!」と思える未来へと、あなたを導いてくれるカードなのですから。
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