小さな書店に併設されているカフェがあって、最近そこによく立ち寄ります。
というのも、そこは書店のなかの本を一冊だけなら自分の席に持ち込んで読んでもいい、という太っ腹なカフェなのです。
さて、そこの書店で今日、手に取り、カフェに持ち込んだのは、『すぐやる! 行動力を高める科学的な方法』というタイトルの本です。
最近の私、いろんなことに取り掛かるのが遅くなっていて、それが密かな悩みなのです。
まず、朝起きられなくなりました。
それから仕事にとりかかる前にグズグズするようになりました。
いろんな用事を「あとで……」といって溜め込みがちにもなりました。
こういうのは久しぶり。。
実をいうと、昔はいつも起床や仕事や用事を先延ばしにする性質だったのです。
でも、ここ10年くらいのあいだに“先延ばしグセ”を必死で退治しました。
おかげで昔みたいに「ああ、どうして自分はこうなんだ……」と悩まなくなって、快適な日々を過ごしていたのです。
ところが、父が亡くなる前後から、少しずつ自分に甘くなっていきました。
最初はね、「こういう辛い時期なんだから仕方がない……」と自分を許せていたのですが、葬儀から既に2か月近くが過ぎて、もう「平常」に戻らなければ……と思うのに戻れません。
もはや、目覚まし時計を止めてから30分ほど二度寝をするのが習慣となってきているし、1日の仕事量も昔の半分くらいに落ちているのが通常のような感覚になっている始末。。
というわけで、『すぐやる!』というタイトルの本に真っすぐ手が伸びたのでした。
とっても興味深い本でしたよ。(立ち読みなので、全部読めていないのですが……)
私の先延ばしグセを退治するのに役立つばかりか、「これって恋愛の悩みにも応用できる内容なのでは……」と思える箇所がありました。
第一章の中に『「好きだからやめられない」は、脳が仕掛けた甘いワナ』というタイトルがあります。
ここには、「ついテレビを見て夜更かししてしまう」という問題の例が載っています。
こういう場合、「自分はテレビが好きだから」と考えてしまうらしいですが、この「好きだから見てしまう」というのは、なんと、“理由の後付け”である場合がほとんどなんだそう。
“ついテレビを見てしまっている現状に対して、脳が「テレビが好きだから仕方ない」と理由づけしているだけ”なんですって。
これを読んでピンと来ました。
私も最近の先延ばしグセの復活に対して、理由を“後付け”している自分になんとなく気づいていたんですね。
朝、起きられなかったり、仕事が進まなかったりすると、
「うーん、どうしてだろう。そうだった、今はまだ父が亡くなったばかりで辛いんだから仕方ないんだった……」と思うわけです。
でもね、自分のことをしっかり観察していると、「そういうことにしておこう」という気持ちが心のどこかで働いていることを感じていたんですね。
で、思いました。
「テレビが好きだから仕方ない」にしても、「精神的に辛いときだから仕方ない」にしても、今起こっている困った事態に対する“理由づけ”をやってしまうと、「だから、この問題は解決しようがない」という意識が強まるだけ。
そうすると、ますます同じことを繰り返し、「仕方がない」という感覚を強化していくことになってしまいます。
さて。ここで、みなさんに質問です。
今まで、好きな人からヒドイ扱いを受けたときに、「でも、彼が好きだから仕方ない」という理由だけで、「どうにもならないことだ」と決めつけてしまい、解決策を考えないまま、苦しい恋を続けてしまった経験はありませんか?
私は何度もありました。
「こんなのヒドイ! でも彼が好きだから、どうしようもないよね……」と嘆いたことが。
今、冷静に考えてみると、どうしようもなかったのは、「好きだから離れられない」という決めつけを自分にしているせいだったと分かります。
恋に限らず、今のあなたが「これはもう、どうしようもないんだ……」と思いこみ、“変えられない現実”に悩んでいるなら、この本を読んでみるといいかもしれません。
あるいは私にご相談ください。
どんな解決策が見つかるか、カードを引いてみましょう。
「求めよ、さらば与えられん」と言いますよね。
質問を投げかけてみたならば、意外とあっさり、カードがあなたに最適な解決策を授けてくれる気がします。
試してみたい方がいらしたら、メール、お待ちしています(^^)/