少し前のことですが、ラジオに出演させていただく機会がありました。生放送です。
タロットのお話をすることだけは分かっていたので、とりあえず「こんな話題が出るかな?」「こんなふうに説明したら、知らない人にも伝わるかな?」と予想して、いろいろと調べ直してから向かいました。
結果として、その下準備はとても役立ちました。
けれども、残りの半分は「運」次第。
その場でゲストを占うコーナーもあったのですが、もちろん、これは準備していくわけにはいきません。その場でカードを引いてお答えします。
「ビックリするほど当たっている」と言っていただけたのでホッとしていますが、カードの結果を受け入れてくださらない方であれば、否定されたでしょう。運がよかったなと思います。
出来るだけのことをしたら、あとは運に身に任せるだけ。
自分ではどうにもならない「運」と、自分なりに工夫できる「準備」のふたつがそろって、ようやく結果は出るもの――改めて、そんなことを実感しました。
「運命は自分で切り開くものですか?」という質問をいただくことがあります。
私が思う正解は、
「自分で切り開ける部分」と「運命」は別のもの。
だから、
物事の半分は運に任せて、残りの半分だけがんばりましょう。
生きていくこと自体、恋と一緒かもしれません。
半分はあなたの愛の力で、半分は相手の愛の力で成り立つのが恋。
たとえ恋をしていないときでも恋の歌が心に響くのは、
恋が生きていくのに似た営みだからかもしれません。