この写真は昨年の暮れ、たまたま入ったビルのロビーで行われていた『ライティングオブジェ』という催しで撮ったもの。
どういう手法か分かりませんが、参加者の方たちが作った作品をまとめたものだったみたいです。
それぞれの個性が現れたパネルが、まるでそれぞれの魂みたいに見えて……。
たくさんの人が集まって作ったモノ特有の豊かさを感じました。
さて、『二人が出逢った理由』というこのコンテンツは今月でオープンから三年を迎えております。
この三年、たくさんの方の悩みに答えてきました。
それぞれの悩み。それぞれの出会い。別れや再会……。
正直に言うと、毎月いただくメールを読むたび、胸が苦しくなることがほとんどでした。
「どうして、またそんな目に……」「いったい、この状況に何を言ってあげればいいのだろう……」という想いになって――。
けれども三年経ってみて、改めて過去のご相談を読み返すと、それぞれの人生の“輝き”が集まっているようにも思えてきます。
みんな真剣に生きているからこそ、恋に仕事に悩み苦しむわけで、この世に生まれてきたことの意味を見つけようとする「誠意」のようなものを、そこに感じるのです。
お答えできなかった方がたくさんいます。
本当にごめんなさい。
返答を読んでいただけたかどうか、分からないままの方もいます。
お返事が遅いせいです。やっぱり、ごめんなさい。
こんな調子でやっていて、なんになるやら……と思うこともあったのですが、それでも、とりあえず三年間続けられたこと、何人もの方から「慰められました」「少し元気が出ました」と言っていただけたことに感謝しています。
それ以上にうれしかったのは、「他の方の相談を読んで、いろいろと感じることがありました」といったメールをいただいことです。
幸せだけが人生の輝きではないのだと思います。
苦悩もまた、生きた証。
誰かの心に届くもの。
そんなふうに思うのでした。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
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※この記事は、ジューン澁澤監修コンテンツ『二人が出逢った理由』の「june’s Diary」の転載です。詳しくは「june’s Diaryの転載を開始します」という記事をご覧ください。
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