みなさん、元気にしていらっしゃいますか?
感染症の不安、
お金や仕事の不安、
……誰もみな、不安だらけの世の中ですね。
しかも、世界中がそうです。
どこかに逃げるわけにもいかず、今、私たちは「困難」を受容することを余儀なくされています。
これはオーソドックスなタロットカードのなかの『力』のカードをイメージさせる状況なんですね。
占いが好きな方なら、ご覧になったこともあるでしょう。
『力』のカードには、かよわい乙女が野獣を手なづけているような姿が描かれています。
乙女は私たち。
野獣は猛威をふるウィルス。
逃げられるなら逃げるべきですが、それが無理なら、この困難と向き合うしかありません。
現実を受け入れること。
そして、野獣とともに生きていくこと。
このカードを見ていると、コロナウィルスの問題に限らず、いつの時代にも、あらゆる場所で「困難を受容する精神」が存在していたことが分かります。
というのも、タロットカードの原型となった絵柄は14世紀に描かれたものであり、その時代からすでに、精神的な『力』というのは、「凶暴な野獣に向き合い、手なづけながら生きる乙女のようなもの」とイメージされていたわけで……。
逃げられなくても大丈夫。
どんな困難であれ、それに向き合い、なんとかかんとか手なづけていくことを私たち人類はずっと続けてきたのです。
今回もね、必ず希望は見えてくるでしょう。
きっと、みなさん、ストレス溜まっていますよね。
でも、それもまた今は仕方のないことを受け入れてくださいね。
受け入れた者こそ強いのです。
あなたは乙女。獣よりも強い乙女です。
あともうちょっと、この辛い時期、みなで頑張って乗り越えていきましょうね!