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こばゆさん、しほさんへのお返事です

20161102いよいよ11月。今年も残すところ2ヵ月です。

つつがなく1年を終えるために、みなさん、体調に気を配りながら、前向きに、希望を胸に、これから2ヵ月過ごしていきましょうね。
元気になれないときは、いつでもメールをください。

今回もメールのお返事を掲載させていただきます。

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こばゆさん、こんにちは。

今回は、日常のなかの不思議なお話、すごく興味深く読ませていただきました。

お子さんが持って帰ってきたコオロギが、虫嫌いのこばゆさんにとっては大苦痛だったのに、「イヤ」とは言えず、こわごわながらも家に置いて飼っていく……そのうち、ありえないはずの愛着が湧いてきて……。

「あんなに嫌いだったのに、コウロギが最近、顔を近づけると寄ってきたり、呼びかけると鳴いて返してくれたり……分かるのかなと。」
とおっしゃるこばゆさんが、私はかわいく思えて、こちらまで、ホンワカと癒された気分になりました。

「絶対に嫌いで考えもしなかった自分の心境の変化に驚いてます」ということですが、本当に人間の心の変化って不思議ですね。

こんなふうに、「ありえないこと」も起こるのだと、日々のなかで、こばゆさんが実感した経験が、これからの人生で「揺るがぬ希望」になるのではないかな……という気がします。

どんなことだって起こり得る世界です。「ぜったい無理」なことが出来たくらいですから、どんなことも出来ますよ。

いつも励ましの言葉をありがとうございます。私もこばゆさんの話を胸に刻んで、「無理なことなんてないさ!」と明るく生きていきますね。希望を伝えていけるように……。

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
しほさん、お久しぶりです!

遺産相続について、無茶苦茶な要求をしてくる伯父上に、お母さまが苦悩していることについて、相談のメールをいただいたのは今年の初めごろでしたね。

「見る人は見ているし、分かる人にはちゃんと分かるんですね。
結局、伯父の言い分が認められることはなく、譲歩案よりも多い額が母には分配されることに。」
という調停結果、知らせてくださって本当にありがとうございます。

心からよかった、とホッとしました。

私にできたことなど何もないのですが、しほさんが私が伝えた言葉を覚えていてくださったことを、とてもうれしく思いました。

誰もが愚かで、弱く、浅ましく、度し難いほどに卑しい気持ちに翻弄されるがゆえにこそ、愛情と思慮にあふれた振る舞いが燦然と輝く――

あのとき、たまたま本から引用してきた言葉でしたが、献身的なお母様と、母上を心配するしほさんの態度にね、本当にこういう輝きを感じていました。

「介護を続けた母の日々が、目を反らすことなどできない眩いものとして認められたようで、私としてもホッとしています。」と書いていらっしゃいますが、その通りですね。

人間って、まぶしいほどに頑張る人にこそ、当然の報いがあってほしいと願わずにいられないものなのだと改めて感じました。

しほさんにとっては心労の多い年だったと思いますが、これで気持ちよく年を越せそうですね。
うれしいご報告、本当にありがとうございました。

また何かありましたら、いつでも、どんなことでもご相談くださいね。

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※この記事は、ジューン澁澤監修コンテンツ『二人が出逢った理由』の「june’s Diary」の転載です。詳しくは「june’s Diaryの転載を開始します」という記事をご覧ください。

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