本のタイトルやネットの記事などで、「自分に魔法をかける」という言葉を最近、目にしています。
どうやって魔法をかけるのかしら? と思って、ちょっと覗いてみると、「ポジティブな言葉を使う」とか「自己暗示にかけるつもりで、いいイメージを強く持つ」といった内容が多いみたいですね。なるほど。
落ち葉もきっと、自分に魔法をかけているのでしょう。「私はもう、単純な緑色じゃない。個性的な赤と黄色と緑を混ぜた姿に変わるわ!」とか。
でも、葉っぱが魔法を使えるのは、冬という季節に限られます。春から夏にかけて、いくらイメージを強めても、変身はできません。
葉っぱにとっての「季節」は、人間にとっては「運気」です。
運命が変わる時期がこないと、いくら自分に魔法をかけても、利かないこともあります。
転職、引っ越し、新たな出会い、あるいは失恋や離婚、病気という辛い出来事――いずれも運命の変わり目です。新たな自分に変わるチャンスです。
そういうときにこそ、「こんな私になろう!」という自己暗示が魔法に変わるときなのです。
こういう好機を逃さず活用してくださいね。