止めたいのに止められないのはなぜ?

20140516もう止めよう!
そう思ったのに、またやってしまう……。

これって落ち込みますね。

なぜなら、また同じ結果になるからです。

でもね、別れようと思った人に会いにいってしまうとき……、
あるいは、止めるつもりのゲームをまたやってしまうとき……、
心にあるのは、「もういいや!」「今日だけはいいや!」という開き直りの気持ちです。

たとえば、カギがついていないドアは、風が吹くと、ばったんばったん開きます。
このドアを自力で閉め続けるというのは、ずっとずっとドアを握って、風の抵抗を一身に受けている状態なわけです。

こんな疲れることをしていたら確実に疲れてきて「もういいや!」となりますよね。

もういい。開いてしまえ。
そう思って、力を込めてきた手をパッと放す。

するとどうでしょう! ああ、ラクだー。気持ちいい。久々に解放されたー。
そんなふうに心は感じるはず。

けれども、そのあとに待っているのは「前と同じ結果」です。
強風が吹き込んだ室内はめちゃめちゃ……。落ち込みます。

もっとがんばってドアを閉じていなきゃいけなかったんだ!
もう会わないって決めたのに……。
もうしないって決めたのに……。

そうやってガッカリして、自分を責めてしまったりします。

でも、無理なんです。
ドアを握り続けて「欲望」という風に抵抗するのは、ものすごい“苦役”であり、激しい労働なんですから。

いったん諦めて、ドアを開きっぱなしにしましょう。
そして、「カギ」を作る方法を考えましょう。

カギが出来上がり、そのカギをかけてしまえば、もうドアは開きません。
腕がパンパンになるまで頑張っていなくてもよくなります。

どうやったらカギが作れるのか、その回答は問題によって異なりますが、一番大切なポイントはひとつです。
そのポイントはね、「いったん諦める」ことにあります。
必死でドア(欲望)を押さえつけるのを止めてみることです。

あらん限りの力を込めてドアを押さえているからこそ、
手を放してドアを開けたときに、「苦痛から解放された喜び」が全身を駆け巡るのです。
でも、この喜びは「苦痛が消えた喜び」であって、ドアが開いた喜びではありません。

ところがね、私たちはこの“快”を「強風にさらされる快感」だと錯覚してしまうことがあるのです。こうなると悲劇が始まります。
これが「止めたいのに止められなくなる理由」です。

苦行を止めさえすれば、「開き直る瞬間の喜び」は存在しなくなります。
もし今、あなたが「ああ、もう嫌だ。またやってしまった……」と悩んでいるなら、
自分を責めず、いったん力を抜いてくださいね。

さて、今日は長い話になってしまいました。
最近、タロットを引くと『悪魔』や『塔』のカードが出てくることが多かったので、そのイメージを改めて言葉にしてみたら、こんなに長くなってしまって……。何かのお役に立てばよいのですが。

ではまた、来週。

オーロラタロットweb