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メールのお返事②

20150710◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
チェリーさん、お久しぶりですね。
メールをありがとうございます。

よしこさんへの私の回答を読んで、「長年疑問に思っていたことに対し、パズルがはまるようにカチッと腑に落ちました」というチェリーさんのお言葉も、私にとっては、ありがたいものでした。

誰かに伝えた言葉が、別の方の心にも、こういうふうに届くことがあるのだなぁと思うと、回答を書く励みになります。

ご自身のご相談でも、その他のことでも、これからもまた
いつでもメールをいただければ、うれしいです。

私へのお気遣いの言葉も本当にありがとうございました。
暑い日々ですが、チェリーさんもご自愛くださいませ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
りりさん、
別れを告げた彼から連絡があったそうで、「会ってしまうと、気持ちが揺らいでしまう」というお気持ち、よく分かります。

しかも、お父さんが入院されたことで弱気になっている彼に、りりさんの優しい心が揺らがないわけはないです。

「少しのあいだはこんな関係でもいいかな」と思ってしまったということですが、いいんじゃないでしょうか。それが私の率直な気持ちです。

「こんなの本当に優しさではないですよね」とおっしゃいますが、弱気になっている人に、こちらの気持ちをいったん保留して見せる優しさほど、本物の優しさはないと思います。
自分が優しくしたいときにする親切よりも、ずっと難しい行為です。

ただね、「これだけ優しくしてあげたのに……」と思う結果にならないために、ひとつだけ守っていただきたいことがあります。
「自主性」をね、失わずにいてくださいね。

私がそうしたいから優しくする、会う、そばにいてあげる――そういう自主性があれば大丈夫です。
「させられている」という気持ちにならないように、いつもご自身の気持ちを大切になさってください。

何かあったら、またメールをくださいね。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
けいこさん、
ずっと私は見守っています。

「切なくて恋しくて辛いことも多いですが……」という、けいこさんの言葉、それでも前を向こうとする姿勢――、私はね、本当に素晴らしいと思っています。

そばにいても分かり合う気持ちに欠けた寂しい関係ってたくさんあります。
みんなからは幸せそのものに見える恋にも不満ばかり感じる人も多くいます。

会えなくても、辛くても、相手を想い、喜びを見いだせる人のほうがずっと幸せだと思うのです。
もちろん、けいこさんのことです。
応援しています。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
くみさん、お久しぶりですね。

いつもながら、くみさんらしいユニークなメールをありがとうございます。

「突拍子もない事を言いますが、ネコになりたい…。ネコって万人受けはしないけれど、好きな人って異常にネコ好きじゃないですか!」
という部分、笑ってしまいました。

実を言うと、私もまさに、そのタイプ。異常なネコ好きです。
「私も、たった一人でもいいから、心から安心して頼れる人に出会いたいです…。」

私もそう思います。そういう人がいたら……と思う気持ち、昔からあります。ですから、よく分かります。

そういう人に出会うにはね、反対のことをしてみるといいですよ。
自分自身がね、誰かとって、心から安心して頼れる人になろうと努めてみること――「与えよ、さらば与えられん」です。

くみさんの持病の回復を願っています。
心がネガティブなのは体調のせいでしょう。苦しいと思います。そばに駆けつけて、心から安心して頼ってもらえない立場で心苦しいですが、きっとね、苦労が報われるときは来ます。
転機に訪れを待ってください。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

※この記事は、ジューン澁澤監修コンテンツ『二人が出逢った理由』の「june’s Diary」の転載です。詳しくは「june’s Diaryの転載を開始します」という記事をご覧ください。

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